イースターメッセージ

2024年4月1日

2024.3.31

2024 イースター メッセージ

理事長 平尾享三

ヨハネ会職員の皆さん、 ご復活おめでとうございます。

少し前まで日本ではクリスマスとは違いイースターはほとんど知られてい

ないと言われていましたが、最近ではマーケットにイースターエッグやウサギが飾られ、ハッピーイースターの文字もよく見られるようになってきました。

それでもクリスマス同様、有名なのはウサギや卵のわき役の方で、肝心の主役は余り目立っていないようです。イースターの主役は勿論クリスマスと同じイエスキリストです。

馬小屋でマリア様から生まれ、飼い葉桶に眠っておられたあのイエス様が成人され、3年ほどの間ガリラヤやナザレで神の教えを伝えた後、エルサレムでユダヤ教の祭司たちの企みのため十字架につけられて亡くなられ、3日後に復活されて弟子たちの前に現れ、弟子たちに教えを広めるように命じられて天に昇られた。そのイエスの復活をお祝いするのが復活祭です。

イエスを信じる人にとってはご復活こそがイエスが神の子である印であり、人類の救いの約束の印でもあります。ですから人類を救いに来られた時を祝うクリスマスより、その救いが成就したご復活の方が大きな祝日というわけなのです。それはともかく、ご復活祭の前後にはエルサレムに入られるとき人々が枝を振って喜び迎えたこと、最後の晩餐の記念と弟子たちの足を洗われたこと、捉えられ十字架を担いでゴルゴダの丘を登り十字架につけられて亡くなられたことなどを記念する多くの行事が行われます。それに参加しながら移ろいやすい自分も含めた人の心、それらに対する神のまなざし、そして約束された人類の救いに心を向けるのです。

それらの一つ一つは今理解できなくとも、復活祭を迎え、すべての人に約束された神の救いに感謝し、喜びながらこの祝いの時を過ごしましょう。改めてご復活おめでとうございます。

「空の墓」  左手奥はゴルゴダの丘、ご遺体を降ろした時の梯子とロープが置かれています。 墓の前には転がされた石の扉、ローマ兵が逃げた後の槍と盾も残されています。墓の中には白い布も置かれています。

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